TOP > ミステリー > ビジュアル・コミュニケーション 動画時代の文化批評

新刊情報

ビジュアル・コミュニケーション 動画時代の文化批評

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ビジュアル・コミュニケーション 動画時代の文化批評

ビジュアル・コミュニケーション 動画時代の文化批評

11月17日ジュンク堂池袋本店にて刊行記念イベント開催

限界研 編 飯田一史/海老原豊/佐々木友輔/竹本竜都/蔓葉信博/冨塚亮平/藤井義允/藤田直哉/宮本道人/渡邉大輔
四六判並製 432ページ
本体2,300円

Vine、ゼロ・グラビティ、濱口竜介、原将人、ジブリ、戦後TVCM、監視カメラ、3DCGアニメ、インディ・ゲーム、VR、淫夢、ゲーム実況、クソコラ 「多様な映像の氾濫」から現代を見通す!!

「ポストiPad」や「ポストYouTube」の視覚的イメージの文化事象が、そのメディウムからジャンル定義、産業基盤、ビジネスモデル、創造性……などなど、あらゆる局面においてそれまでとは違う、大きな変化にさらされている。

このような現状においては、「映画批評」「テレビ批評」「ゲーム批評」……などといったこれまでの個別のジャンルに特化した批評や研究の語り口だけではその多様で流動的なイメージのありようを捉えてゆくには不充分である。

このような現状においては、「映画批評」「テレビ批評」「ゲーム批評」……などといったこれまでの個別のジャンルに特化した批評や研究の語り口だけではその多様で流動的なイメージのありようを捉えてゆくには不充分である。

より柔軟で多様な視点から、今日の視覚文化の見せるさまざまな動きを俯瞰的にすくいとる視覚文化批評。

コンテンツ

  • 序論 「映像」をめぐる新たな言葉の獲得のために(渡邉大輔)

第一章  デジタル/ネットワーク映像の「思想」

  • 「可塑性」が駆動するデジタル映像——「生命化」するビジュアルカルチャー(渡邉大輔)

第二章 「映画/史」の変貌

  • 世界は情報ではない——濱口竜介試論(冨塚亮平)
  • 三脚とは何だったのか——映画・映像入門書の二〇世紀(佐々木友輔)
  • スタジオジブリから「満洲」へ——日本アニメーションの歴史的想像力(渡邉大輔)

第三章 社会と切り結ぶ映像/イメージ

  • テレビCMとこれからの広告表現(蔓葉信博)
  • 防犯/監視カメラの映画史——風景から環境へ(海老原豊)

第四章 ニューメディア/ポストメディウムのその先へ

  • 拡張する「アニメ」——3DCGアニメ論(藤井義允)
  • ピクセル・ガーデンで、お散歩を——インディー・ゲームの美学(藤田直哉)

第五章 科学とテクノロジーの地平

  • 実験室化する世界—映像利用研究が導く社会システムの近未来(宮本道人)

第六章 ネットワークが生成する動画文化

  • 野獣先輩は淫らな夢を見るか?——<真夏の夜の淫夢>概説(竹本竜都)
  • 「ゲーム実況って何?」とか「何がおもろいの?」とか言ってる時代遅れのお前らに、バカでもわかるように解説してやるよ(飯田一史)

参照すべき映像・文献リスト

「ポストメディウム的状況」を考える
佐々木友輔×三浦哲哉×渡邉大輔(司会進行:冨塚亮平)

ここ最近、映画の世界は大きな変化を迎えている。誰でもスマホで「映画」っぽいものが作れ、ネット上にはVine動画やゲーム実況など、いままで見たこともないような新しい映像コンテンツが映画と肩を並べるようにして、活況を呈するようになりつつある。『映画とは何か』(筑摩書房)など、映画の現在について先鋭な批評活動を繰り広げる俊英・三浦哲哉氏をゲストに迎え、9月末刊行の評論集『ビジュアル・コミュニケーション——動画時代の文化批評』(南雲堂)の内容を踏まえ、こうした「動画の時代」にかつての「映画批評」はどのように対応していくべきなのか。『ゼロ・グラビティ』『親密さ』『ルック・オブ・サイレンス』『THE COCKPIT』……などなど、数々の話題作を素材に、そして映画誕生120年の現在、あらためて「映画」と「映像」の関わりについて「映画批評」の観点から徹底的に語り合う。

■イベントに関するお問い合わせ、ご予約は下記へお願いいたします。
ジュンク堂書店池袋本店
TEL 03-5956-6111

ビジュアル・コミュニケーション
動画時代の文化批評

honkaku
ビジュアル・コミュニケーション
動画時代の文化批評

限界研, 飯田一史, 海老原豊, 佐々木友輔
(単行本(ソフトカバー)-sup,30,2015)
¥ 2,484

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加