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ミステリー

 
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灰王家の怪人  

門前典之 

四六判上製 376ページ
定価1,890円(本体1,800円)

《奇想》と《不可能》を探求する革新的本格ミステリー・シリーズ
本格ミステリー・ワールド・スペシャル第二弾!!

監修 島田荘司/二階堂黎人

座敷牢には【人間】という名称の一個の物体しか存在しなかった
 
「己が出生の秘密を知りたくば、山口県鳴女村の灰王家を訪ねよ」という手紙をもらい鳴女村を訪ねた慶四郎は、すでに廃業した温泉旅館灰王館でもてなされる。そこで聞く十三年前灰王家の座敷廊で起きたばらばら殺人事件。館の周囲をうろつく怪しい人影。それらの謎を調べていた友人は同じ座敷廊で殺され、焼失した蔵からは死体が消えていた。時を越え二つの事件が複雑に絡み合う。
 
合理と非合理が融合しきったロジックの見事さはもちろん、どうしてそんなトリックを思いついたのか、あるいは、なぜそんなモチーフを用いて、あのネタを隠しておいたのかというところに、氏の本質があるように筆者は思うからだ。理性に訴えるロジックと、感性に訴える真相と。この合致ぶりは門前氏にしか書けない世界ではないだろうか。(解説より:つずみ綾)
 
 
 
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