『エンデンジャード・トリック』が『本格ミステリベスト10』において10位にランクインいたしました
門前典之さんの『エンデンジャード・トリック』が『本格ミステリベスト10』(原書房刊)において10位にランクインいたしました
本格ミステリー・ワールド・スペシャル
エンデンジャード・トリック
門前典之【著】
四六判上製 376ページ
定価(本体1800円+税)
令和時代の奇想の本格。
新本格ミステリー愛読者への挑戦状!
百白荘のゲストハウス、キューブハウスから施工業者が転落して死亡した。転落事故として処理されたが、翌年本館で設計者の首吊り死体が発見される。
五年後、キューブハウスには多くの客が集まっていた。その中には二件の未解決事件を解明する依頼をうけた蜘蛛手がはいっていた。
タイトルにある「エンデンジャード」とは英語で「危機に瀕した」という形容詞であり、一般的には「絶滅危惧種(Endangered Species)」として見かける単語である。なんとも皮肉な表現だが、その意図をぜひ確認いただきたい。危機から脱するにはひとりひとりの力が必要なのだ。(解説より:蔓葉信博)