空飛ぶクルマ『エアモービル』研究開発の光と影をえぐる本格ミステリー

令和X年クルマが東京の空を飛ぶ!!
天空の密室
未須本有生【著】
四六判上製 304ページ
定価1,870円(本体1,700円+税)
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自動車部品メーカー・モービルリライアントは、さらなる発展を期して航空業界へと進出した。下請け体質からの脱却を図るべく新規事業を立ち上げ、1人乗り飛行体・エアモービルの開発に乗り出す。試行錯誤の末、試作3号機は公海上での飛行試験までこぎつけたが……
湾岸の高層オフィスビルの屋上にバラバラ死体が入ったスーツケースが置かれていた。その場所へは警備システムが完備した屋内非常階段を上がるか、ヘリコプターで空からアクセスするしか方法がない。だがいずれもその形跡がなく、死体がどうやって運ばれたか特定できないまま捜査は難航する。
未須本有生(みすもと・ゆうき)
1963年長崎県生まれ。東京大学工学部航空学科卒。大手メーカーで航空機の設計に携わる。1997年よりフリーのデザイナー。2014年『推定脅威』で第21回松本清張賞を受賞しデビュー。他の著作に『ミステリーは非日常とともに!』『リヴィジョンA』『ドローン・スクランブル』『ファースト・エンジン』『絶対解答可能な理不尽すぎる謎』『音速の刃』。
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