料理人の顔も持つ著者が魚料理に関する謎を集めたお仕事ミステリー開幕!

海原鮮魚店のお魚ミステリー日和
明利英司【著】
四六判上製 320ページ
定価2,200円(本体2,000+税)
料理人として一流の腕を持つ作者が調理する魚ミステリーは、もちろん旨いに決まっている。
――だが、この“隠し味”には驚いた。
岡崎琢磨(「珈琲店タレーランの事件簿」シリーズ)
大学卒業後定職につかずバイト生活をしていた山中幸太は父から将来について問われると勢いで料理人になりたいと応えてしまう。すると父から旧知の料理屋「天倉」を紹介されバイトすることになる。やる気のない幸太だが、出入りの魚屋「海原鮮魚店」の娘、海原波美や天倉五助のもとで修行をしたかった料理人、川上洋子との交流のなかで料理人になるという思いが強くなっていく。
明利英司【めいり・えいじ】
1985年鹿児島県生まれ。『ビリーバーの賛歌』(改題『旧校舎は茜色の迷宮』出版)で島田荘司選第6回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞優秀作受賞しデビュー。他の著作に『幽歴探偵アカイバラ』『憑きもどり』『瑠璃色の一室』『#指令ゲーム』。
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